建築予定の物件の外観や内観などを提案する際に、2Dの図面やカタログが用いられてきましたが、イメージが伝わりにくいという課題があります。
建築予定のCADデータを現実世界に合わせて表示し、実際の大きさで見ることができます。また、3Dモデルの縮小版で上から俯瞰したり、様々な角度から見ることができます。
製造業の工場や作業の現場では、複雑な設備を組み合わせて、組み立て作業、ものづくりを行う必要があります。作業品質の低下は、修正・代替品の用意等により莫大なコスト・時間が発生します。そのため、職能訓練には多大な時間・コストをかける必要がありました。
製造現場や点検の現場での、作業マニュアルをHoloLensで再現し、その再現した仮想環境のマニュアルを見ながら、作業及び職業訓練を行います。構造が複雑な製品の組み立てや不慣れな作業にも3Dで表現するので、格段に効率化が図れます。事前に熟練者の動きをナレコムVR上に動画で保存すれば、HoloLensを通して、現場で確認することもできるので、熟練者の目線や手順を作業現場、訓練現場で体験することもできます。
カタログの製品イメージなどでは、大きさや構造などが直感的にわかりづらいという課題があります。展示会などでも、実際の巨大な設備を見せるのは困難です。
ナレコムVRなら、製品や装置が大きくて持ち運べなくても、実寸大の装置の全体像を見せることができます。様々な角度から見ることができ、製品の使い方をわかりやすく3Dで説明することで、販売促進につながります。
製品の内部や詳細も個別に見せて、シミュレーションなどと組み合わせることで、より分かりやすく伝えることができます。現場に装置を仮想的に配置して、確認することも可能です。
ネット通販市場の拡大とともに、物流業界の人手不足は深刻化してきています。
人材育成の時間もなかなか取れず、若手や多国籍従業員への作業指示が難しいのが現状です。
ナレコムVRを使うことで、熟練者の位置・視線・音声などのデータを記録することができ、物品を配置する棚までの誘導や、物品をきちんと取ったことを判断、初心者でも作業できるようサポートします。
また、一日の作業をデータ化して、個人のスキルを可視化。作業にかかった時間、作業工程を記録し、熟練者と比較することで無駄な動きが分かり、個人のスキルアップにつながります。熟練者の動きやマニュアルを作成し、情報を蓄積していくことで自動化にも役立てることができます。
行動範囲の限られた障碍者や高齢者のために気軽に体験できるコンテンツが求められています。また、外国人旅行者数が年々増加しており、ガイド人材の不足や多言語対応が必要となってきています。
実物の上に情報を付加することで、一部もしくは失われた文化財の元の状態を再現し、体験学習するといった新しい価値を提供できます。
VRコンテンツとしても使えるので、いつでもどこでも世界を旅することが可能です。字幕や多言語の音声ガイドをつけることで、外国人旅行者にも対応できます。